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作成日:2012/03/15
確定申告を終えて

 1月半ばからの確定申告期の2ヶ月余り、あっという間に過ぎてしまいました。皆様方には多大なるご協力を賜り厚く御礼申し上げます。お蔭様で申告期限だというのに本日の申告数は殆どありませんでした。
 審理に時間をかけたい為、皆様方に早めの資料提供をお願いし、結果として申告が分散されたのが功を奏したのかもしれません。電子申告による効率化もあります。
 今年の特徴は、東日本大地震による雑損控除や東京電力の補償金の取扱など少々考えさせられる問題があったように思います。
 幸い、茨城県でもこの辺りは震災による深刻な被害は免れたようですが、他人事では済まされません。
 3月8日(木)テレビ朝日9時54分からの報道ステーションで東電の賠償金を一時所得と事業所得に分け、収入補償にかかわるものを事業所得として課税する税務当局に対して農家の怒りの報道がありました。
 宮崎の口蹄疫の時には議員立法により非課税になったという解説がありましたが、何故今回は議員立法の話は出てこないのでしょうか。政局の話ばかりでうんざりしているのは私だけではないと思います。
 立法府がやらないのであれば、行政に携わる税務当局で平均課税(3年間で均す)という方法があるのかなと思いましたが、東電の補償金の通知など色々な書類からはそのような申告も難しいのかもしれません。補償金を出す側が受ける側の補償金の税務まで考慮して税務当局と事前協議をしてから、通知書を作成する余裕があったのでしょうか?
 補償金が毎年出るのであればいいのですが1回限りであれば、1000年に1回といわれている大被害に対してもう少し弾力的に適用してもいいのではないかなと思いました。(私の思い過ごしであればよいのですが)

 今月号では2012年度からの税負担はこう変わるという事を一覧表にしたものを取り上げています。家計と企業とに分けてありますので、施行日等にご注意の上是非ご一読下さい。
 明日から5月まで、法人の3月決算が始まります。よろしくお願い致します

 

                              2012年3月15日  桑原