厳しい暑さが続き、屋内にいても熱中症患者が出るくらいに大変な事になっています。夕方の雷雨もすさまじく、この時期に雹が降る有様です。

　日本には｢暑気払い｣という風習があって、アルコールで暑さを吹き飛ばそうと試みますが、熱中症には効果がなく、こまめに水分を補給するしか対策はないようです。

　７月２１日(日)は参議院議員選挙の投票が行われることになり、炎天下、舌戦が行われています。二院制のもとで、参議院は2０年〜３０年先のことを考える為にあると言われています。原発問題や憲法問題、ＴＰＰ問題など日本の行く末を決める大問題を抱えて正に参議院の本領を発揮して欲しいのですが、衆議院と同様に政党化が進み目先の党利党略が優先されて、投票率も低下の一途を辿っています。血であがない、選挙権を獲得した国もあるというのに勿体ない話ですね。

　今月ようやく路線価が発表になりました。

　１月に死亡された方については１０月が申告期限となり、４ヶ月の間に相続税の仕組みを説明し、財産の評価をし、相続人全員が納得するような話し合いをし、納税資金を確保しなければなりません。当事務所では、話し合いの期間が短すぎる場合には、お盆に間に合うよう最初に前年度の路線価で概算計算し、路線価が発表になってから路線価の置き換えと再計算という作業を行うことで、十分な話し合いの時間を確保するようにしています。二度手間になりますが致し方ありません。どんなに話し合いの時間をかけても無駄だという方もいらっしゃいますが、ベストを尽くす以外に方法はないと信じています。皆様方にとりましては平成２７年度からの控除額の減額改正も頭の痛い問題かと思います。ご希望の方には、概算計算の受付を行っていますので担当者にお問い合わせ下さい。

　平成２５年度の税制改正につきましては、既号でもお知らせしているところですが、スケジュール表にして一覧できるものを掲載いたしました。ご活用していただければと思います。

　当事務所の顧問弁護士（東京）で、税務関係では著名な関根先生の著書、税理士の為の１００か条｢実務と判断の指針｣より１ページを掲載させていただきました。ご参考になれば幸いです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０１３年７月　桑　原