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作成日:2018/09/27
個人情報がお金になる?

 

最近、文部科学省幹部が相次いで逮捕されました。ひとつは東京医科大に便宜を図る見返りに、息子を不正合格させたとされる汚職事件、もうひとつは宇宙航空研究開発機構(JAXA)の通信衛星を使った防災事業での贈収賄事件。 文部科学省ではありませんが東京医大の女子受験者を一律減点した問題。 日本は先進国といわれますが先進国として恥ずかしい事件がおきているように思われます。 


 先日、プライバシーマーク(個人情報保護を実現する制度)の更新(定期研修)で、内部要因情報漏洩の内訳がありました。 1番は誤操作25.1%、2番目は紛失・置き忘れ21.8%、次いで不正アクセス17.4% 管理ミス(ルールがない等)13..0%でした。 ほとんどが人的なミスです。パソコン等を使用する機会が増えました。それを狙った標的型メールが増え個人情報を扱う上でもっと慎重に考えなければならない時代が来たと思いました。

 
 一方で三菱UFJ信託銀行はインターネット通販の購買履歴や健康情報といった個人のデータを同意の上で預かり、第三者の企業に提供する「情報銀行」と呼ばれる新サービスの実証実験を8月に始める、と発表しました。

 具体的には購買履歴や健康診断の結果など提供しても良いデータをアプリ(ソフトウエア)に登録し、企業は銀行を通じてデータを購入します。たとえば個人は1企業あたり500―1000円程度を受け取る仕組みとなっています

 自分の個人データを自ら企業に提供することで、その企業より欲しい情報やサービスが受けられることができることになります。 

 ますます、Iot(インターネットを通じて新たなサービスの提供)技術の進化や人口知能(AI)の進化により自分(個人)のデータが大量に集まり便利な暮らしや社会ができるとともに、その人にあったサービスが受けられる仕組みができることによって、新しい企業のサービスが生まれてくるのではないでしょうか。

 

                                     

 

平成30年8月

 

                                 横 山