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作成日:2010/01/29
これからの日本はどうなるのでしょうか
 朝晩ようやく涼しさが感じられるようになりましたが、皆様如何お過ごしでしょうか。
 昨今の三笠フーズの事故米の転売のニュースは人の命より利益を追求する悪徳企業のあくどさにただただ呆れるばかりです。16日の発表では24都道府県377社を巻き込む一大事件となりました。焼酎、酒、お菓子、給食など様々な飲食料品に転用され私達の口に入ったというのです。事故米を輸入し入札で三笠フーズ他に卸していた大本は農林水産省です。入札後、過去5年96回の立ち入り調査を行ったとのことですが発見できなかったということは監督官庁である責任を問われてしかるべきかも知れません。食の安全については絶対的な信用を得ていた日本企業までがこんな恐ろしいことを考えるなんて何を信じて良いのか分からなくなります。
 世界で初の少子高齢化という大問題に遭遇した日本、何十年も前から分かっていたことだと思いますがこれまで何もやってこず、今行われている自民党の総裁選挙でも現行システムを少子高齢化に対応した道州制や国会議員の定数削減システムに再構築しなければならないというアクシヨンプランすら出ていないように思います。将来のことについてビジョンを示さない、財源について真剣に検討しない、年金問題はどうなったのでしょうか。
 政治家は説明責任なしの党優先、官僚は省の既得権益を譲らず。来るべき総選挙では、そんな現状を放置したまま、ただ足りないから消費税を上げるという発想についても活発な議論が湧きあがればいいなと思っています。高福祉高負担なら問題はありませんが、低福祉高負担なら願い下げです。
 実りの秋、食欲の秋、スポーツの秋、一年で一番良い季節が到来しました。夏の疲れを一日も早く癒し、充実した毎日が過ごせますようにご祈念申し上げます。
 
                      2008年9月  桑 原