一年間大変お世話になり、ありがとうございました。振り返りますと、今年は政治的にも経済、社会的にも色々な出来事が頻発した年であったと思います。地球環境の悪化で温暖化が進み、異常気象が常態となり、世界中で地震や大津波による大規模災害が発生しました。鳥インフルエンザの人への伝染という悪夢もありました。平和な日本も小学生の女の子を平気で殺してしまう事件が頻発したり、振り込め詐欺や大量殺人未遂事件ともいうべき耐震強度偽装事件など、金に狂った狂気の沙汰としかいいようのない事件も起こりました。　年の瀬も迫った１２月１５日には、私達の生活に大きな影響を与える与党の税制改正大綱が発表されました。「実質増税２兆円超」と書かれた大見出しが踊る紙面を見てみますと、日本経済も景気回復が鮮明になったとして、景気対策型からの脱却を図るということのようですが、景気回復の恩恵を受けていない地方の中小零細企業はどうなるのでしょうか。失われた不況の１０年間の「負の遺産」の整理がまだ終わっていないというのに・・・。　「企業は解決されるべき問題の集合体である」というＡＭマクドノウ博士の文献を読んだのは４０年近く前ですが、今だにその通りだと確信しました。リスクだらけの時代にリスクを少しでも回避する為に、このたびほぼ全ての保険会社の商品を取り扱えるライナインシュアランス�鰍ﾆ全国３０数会計事務所との提携が実現し、当事務所の２Ｆにも古河支店を設置していただく事になりました。新年から本格的に稼動が可能ということで、同社から色々な保険商品の資料を入手し、皆様方にも最適な商品の選択が出来るようなコンサルティングを心掛けていきたいと思います。皆様方におかれましても、健康に留意され、激変する経済社会の変化に機敏に対応し、成長発展されますよう御祈念申し上げます。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００５年師走　　桑　原