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作成日:2011/12/16
行く年来る年

 3.11の東日本大震災は大地震と津波という天災と原子力発電所の大爆発という人災を生み、人々の心に癒しがたい深い傷を与えました。
 このような暗いニュースが日本を覆う中、「絆」という言葉が見直され、気力、夢、希望、愛、豊かさ、幸せといった言葉が物質的な支援とともに「元気と勇気」をもたらしたような気がします。
 とりわけ、ブータンのワンチュク国王とペマ王妃の東日本大震災被災地訪問で見せた心温まる行動は日本の天皇陛下や美智子妃殿下の被災地訪問に勝るとも劣らない感激を日本国中に湧き起こしました。
 又、国会で催された歓迎会でワンチュク国王が行った新しい豊かさの指標としての「国民総幸福量GNH(Gross National Happiness)という概念について」の演説は物質的な成長を積むことが必ずしも幸福と結びつくわけではないという前国王の提唱した幸福指標に基づくものとして説明されましたが、経済的に必ずしも恵まれていないブータンの国民の97%が幸福であると感じている理想郷に対し、豊かでも不幸せと感じている日本人の政治に対する不信感が見て取れます。生活不安だけはない世の中であって欲しいと思います。
 話は変わりますが、最近の私達の身近な嬉しいニュースをご紹介します。
 一つは「料亭山びこ・料理長」進藤栄治氏の快挙です。11月11日、財団法人「日本食生活文化財団」主催の第32回食生活文化賞授賞式に於いて堂々銀賞を受賞されました。同氏は社団法人日本料理研究会師範、茨城県藤包調理師会会長の要職にあり45歳の若さで最年少受賞という事と、10年前に亡くなった先代と親子2代にわたる受賞ということで、その道では大変話題になっているそうです。日本各地の食材を老舗料亭ならではの伝統ある懐石料理に仕上げたり、創作料理の数々はお客様のお好みに合わせた素晴らしいものとして定評があります。B級グルメの世の中ではありますが、たまにはA級グルメも自分自身に対するご褒美として食してみたいものです。
 二つ目は古河の町がテレビで全国放送された事です。
11月26日、テレビ東京の「出没!アド街ック天国」という番組で土曜日の午後9時より1時間にわたり茨城県古河市が全国に紹介されました。
 当市出身のタレント渡辺徹氏、元プロ野球選手仁志敏久氏もゲストに登場し、昔の思い出を語ったり、古河在住の人達も知らない「エッこんな所もあったの」というところまでが紹介され、翌日の日曜日にはテレビに出た飲食店や古河特産の「鮒の甘露煮」、はつせの「しらたま」、和菓子、コロッケパンなどの小売販売業者の店先には長蛇の列が出来ました。マスコミの威力を実感した一日でした。

 本紙の編集は、3つのグループが交代で行っており、先月号より編集後記も掲載しています。ご一読いただき感想など頂ければ幸いです。  

                                           2011年12月桑 原