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作成日:2012/01/20

 遅ればせながら、あけましておめでとうございます。皆様はいかが新年を迎えられましたでしょうか。
 私は1月2日夜更かしをして、PM10:15〜11:30放映のNHKの「山田洋次監督、震災と向き合う黄色いハンカチ」という番組を見ました。
 津波で家をなくした漁師が自分の家のあった場所に大漁旗とともに黄色いハンカチの幟を立てたという事が発端です。これを見た人が写真とともに山田監督に伝え、山田監督から被災された方への葉書とともに、同じ場所に「幸せの黄色いハンカチ」の映画で使った黄色いハンカチの幟の実物が立てられ、翌日監督自ら、現地に赴いたという感動的な実話から始まります。・・・・「東京家族」という映画を製作中に起きた2011年3月11日の東日本大震災による大地震や大津波。人災ともいわれる福島第一原子力発電所の大爆発による放射能の拡散により、後世にまで被害を残す大事故を経験した今、同じ時代背景の中で、この大事件に全く触れていない脚本どおりの映画の撮影を続行することは出来ないと、山田監督はスタッフの人々と話し合い、自分の考えを伝え、クランクイン中の映画の製作を半年以上中断して、被災地を巡り、被災者の一人一人の声を新たに脚本に取り入れ、加筆、修正して時代背景を残そうとした行動は、まさに映画人としてこの時代の動きを映画という作品に取り込み、後世に残そうとしたものとして素晴しいものでした。
 又、幸せはお金や名誉だけではないという監督の信念は「夜間中学」や、「ふうてんの寅さんシリーズ」など多くの山田作品の中で紹介されていました。

 話は変わりますが、お正月にふさわしい身近な嬉しい話を一つご紹介します。
古河一高出身・白鳳大の塚田正義選手が2011年度プロ野球日本一のソフトバンクにドラフト3位指名で入団が決まったという事を、ソフトバンク球団の役員をしている大学の後輩からの年賀状で知り大変嬉しく思いました。
 塚田選手は1月5日市役所を訪問し、車椅子を寄付するとともに、白戸市長に「王さんや長嶋さんのようなフアンに愛されるのが夢。チームでは川崎宗則選手のようなムードメーカーになりたい」と、これからの活躍を誓ったとか。プロの世界は大変厳しいと思いますが、元巨人軍で古河大使の仁志選手に負けない郷土の星になって、皆に夢を見させて欲しいものです。

 昨年は大変お世話になり有難うございました。正月早々、沢山の感動と勇気を頂きました。今年は国を挙げての復旧復興の大切な1年になると思います。私達も「絆」を一過性のものとすることなく、これまで以上に事務所一丸となって一生懸命に仕事に取り組みますので、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

                               2012年 1月  桑 原