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作成日:2014/01/16
年頭のご挨拶

 今年をどんな年にしたいという抱負は、人それぞれだろうと思いますが、企業経営が、成功するか失敗するかは環境に適合できるかどうかが一番の問題となります。経営者及び経営幹部は今後1〜5年の間にグローバル経済の中で、環境がどう変化するのかということを、いつも頭のどこかにおいてアンテナを張り巡らし、柔軟に対応できる組織作りをしておく必要があるといわれる所以だと思います。

 

 ニューヨークヤンキースのイチロー選手は世界で3人目の4000本安打を達成したにもかかわらず、凡打した8000本についての悔しさを心に刻み、失敗をなくす努力を重ね、まだまだやるべきことがあると、厳しいトレーニングに打ち込み、さらに上を目指して頑張っています。40歳という肉体の衰えのせいにして引退をすればストレスも溜まらず、フアンも納得し栄光の花道となるはずですが、彼の人間性をあらわすものでしょうか、バッテイングに最終的な形はない。日米での22年間というプロの厳しい環境の中で、色々な試みを行い、環境適応しているさまは経営にもどこか通じるところがあります。

 

 「失敗は成功の母」という諺がありますが、私たちは過去の数々の失敗から学んだことを経験として、リスクヘッジに用い、自社の組織づくりの基礎として、この大変革の時代に対応して行かなければなりません。何かが変わる時に自社にとってどんなチャンスやリスクかあるかという検討を皆で行なってみる必要があります。

 平成元年に始まった消費税は平成9年の3%から5%への税率アップから半年後、反動減にあい山一證券の破綻など、経済不況を招きました。大企業ではこのときの教訓により、キャッシュが潤沢な財務内容を武器に「反動減」に対して、さまざまな対策を立てています。政府も弱者に負担がいかないよう「消費税転嫁対策」関連の整備ということで周知を図り、6月には成長戦略の第2段が発表になります。

 

 当事務所は経営革新の認定機関として、中小企業の生き残りを掛けた戦いに地域の力を結集し全力をあげて支援できるよう、微力ながら組織の刷新を図り、努力をする事を年頭の抱負として述べさせていただきます。ご相談を賜れば幸いです。       

                                       2014年1月  桑 原