作成日:2016/08/17
何を思い描きますか
先月、ソフトバンクの孫社長が、世界のスマートフォンの95%に使用されている、半導体設計の英アーム・ホールディングスを3兆3000億円で買収しました。
半導体設計技術がこれからのインターネットで物が繋がる社会のなかで重要な位置づけになるのではないでしょうか。
今年2016年は、仮想現実(バーチャルリアリティー、VR)元年と言われています。
例えば、目の前に車がないのにスマホ等の情報機器を使って、あたかも車が目の前にあり、試乗体験ができると言うものでしょうか。 半導体設計技術は、今試験的に行っている自動運転の車から、拡張現実(AR)ゲーム、医療機器、ロボットに至るまで、さまざまな情報機器やら家電に使用されています。
巷で流行っているポケモンGOは、拡張現実(AR)を体験できるものです。スマホ内蔵カメラを通した風景(現実)にポケモンが現れる(拡張)という感じでしょうか。また、このゲームにはグーグルマップを使ったGPS(位置情報)の技術が組み合わされています。
これらの技術を支えているのは半導体となっています。
3兆円が安いのか、高いのかはさて置き、孫社長は何年後、何十年後先の日本の将来を思い描いていたのではないでしょうか。
10年後、どんな社会になっているのでしょう。少し考えてしまうニュースでした。
今月はリオオリンピックが始まりました。選手たちもこの大会で金色のメダルを取ることを思い描いて、つらい練習をしてきたと思います。 1つでも多くのメダルを取って貰いたいものです。
平成28年8月
横 山