先週の新聞に熊本城の石垣修復についての記事が載っていました。
それによると、石垣が崩れるのは積み重ねる石と石の間の隙間を埋める砂利等が、地震により動くことが原因だそうです。調べてみると、石垣にもいろいろな積み方があり、時代と共に進化して、コンクリートやモルタルを接着剤として使う近代工法においてはそのような心配は無いようです。
私は城が好きで、出掛け先に城があると時間があれば良く立ち寄りますが、実際に近くで見る城の威容を見ると、その場で石垣が崩れるというような想像ができません。
どこか自分の中で勝手にそうならないという根拠のないもの(後ろ向きな希望)があるのかもしれません。
今、全世界で自然災害が増加しています。
一昔前には考えられないような事が普通に起きており、あらゆる面でリスクが増大しています。「自分で自分を守る」という「自助」が原則ですが、そこにはその時を想像する想像力が必要です。リスクに備えそして実行できるか・・・。
これは仕事の上でも同じことだと思います。
これからは今まで以上に、想像力を働かせるということは非常に重要になってくるのではないでしょうか。
高 橋