厚生労働省の人口動態統計によると、出生数が統計を始めてから初めて100万人を割り込んだと発表がありました。100万人という数値にはピンときませんが、着実に人口が減っているんだなと改めて感じました。
人口減少が進み、働き手が減って、現役世代が支える年金や介護の社会保障制度を維持できるのか?このまま日本は衰退していくのか?100年後には我が国の人口は現在の3分の1にまでなるとの推測もあります。
このような悲観論ばかりですが、『人口と日本経済』という本に面白いことが書かれていました。
大雑把にいうと、現在の社会保障制度は何らかの軌道修正が必要だが、経済成長のカギはイノベーションであり人口減少により衰退することはないと。
一般的にイノベーション=技術革新と思っていましたが、調べるともっと色々な意味を持っていて、物事の新しい「方法」「仕組み」「捉え方」などから社会的意義のある新たな価値を創造し社会的に大きな変化をもたらすことを指すそうです。随分と大層な言い回しになっていますが、意外と身近なところにもありました。
それが何かは割愛しますが、ただ、新しい「方法」「仕組み」「捉え方」等を思考することは普段においても大切なことなんだと思います。
最近、雑談の中の「何も考えずに生きている」という言葉が強く印象に残っています。
果たして“自分はどうだ?”と。
これからも気が付いたら自問していこうかと思います。
高 橋