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作成日:2020/03/02
ウイルスで景気後退?

 まだ、2020年が始まったばかりだと言うのに、何かと慌ただしい始まりとなっています。
昨年末に会社法違反(特別背任)罪などで起訴されている日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)がまるで映画のような方法で国外に逃走しました。1月初旬には米軍によるイラクの首都バグダッドで空爆によりイランの革命防衛隊のソレイマニ司令官らが殺害され、中旬には国内で初めて、中国湖北省武漢市で発生した新型のコロナウイルスの患者が確認されました。そして月末にはイギリスが欧州連合(EU)から離脱しました。


 コロナウイルスが確認された武漢市のある中国湖北省には、世界の自動車産業の工場が多くあるそうです。今や中国は各国のサプライチェーン(部品供給網)となっています。
以前は“アメリカが風邪をひくと日本が肺炎になる”と言われましたが、現在では中国が肺炎にかかれば、世界中も肺炎に感染すると考えたほうがいいのかもしれません。

 今、一番怖いのはウイルスよりも、春節の観光旅行が大きなダメージを受けたように人々が行動を狭め、消費活動にブレーキをかける事ではないでしょうか。(マスクはドラッグストアにもないほどの消費ですが) いずれにしても、新型コロナウイルスの感染拡大は、現在まだ途上であり、日本での感染者も少しずつ増加しています。 中国の急速な景気減速になれば、世界の製造業の供給不足になります。日本の景気減速も避けられなくなります。


 コロナウイルスとは、人や動物の間で広く感染症を引き起こすウイルスです。人に感染症を引き起こすものはこれまで6種類が知られています。深刻な呼吸器疾患を引き起こすことがあるのは、SARS(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス)とMERS(中東呼吸器症候群コロナウイルス)で、それ以外は、感染しても通常は風邪などの重度でない症状にとどまるそうです。

感染は飛沫感染(くしゃみ、咳)、接触感染(ウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触って粘膜から感染)となっています。予防は、手洗い、普段の健康管理、適度な湿度管理というようなインフルエンザの予防と変わりません。
 新型ウイルスに対しての未知なる不安により全ての行動が増長されているのではないでしょうか。過度な心配をしないで、だれでも出来る手洗い等を徹底したいと思います。

 

                                    2020年2月

                                          横  山