新型コロナという感染症が世界に蔓延しています
中国・武漢で発生したといわれている新型コロナもその伝播にタイムラグが
あるという事で世界や日本が分断される事態はまだまだ続きそうです。
　古河から１時間位の所にいる孫達、友人にも会えず、家での酒飲みは今一つ
はずみません。
　感染症の封鎖が自由な経済活動を逼迫させ、これまでに類を見ない経済の悪
化を招いています。我が国では第１次の感染症の封じ込めは、医療崩壊を生じ
ることもなく、成功しました。感染症になるとアウトといわれている高齢者で
あり持病持ちである私はただただ感謝あるのみです。

　これからは疲弊した経済の立て直しという第２ステージに入ります。まだま
だ第１ステージの国もあり、感染の封鎖と経済の立て直しという対策は地政学
的なタイムラグもあり助け合い補い合ってきた世界中が大混乱をきたしていま
す。
　東日本大震災の時のように平常時と緊急時との対応の違いが感じられず、歯
がゆい思いをしましたが、地震と感染症との違いはあるとはいえ、あれだけ世
論や専門家の指摘があったにもかかわらず、今回もそのような経験が生かされ
ず、たとえ、対策が決まっても緊急時だというのに、全くスピード感がなく、
耐えられずに廃業という最期を決断されざるを得ない事業家も増えてきていま
す。これは天災ではなく人災だといわれても仕方がないと思います。

　パナソニックの創業者で経営の神様といわれた松下幸之助さんの諺に「好景
気によし、不景気になおよし」という諺があります。困難は困難であるが、そ
れを、転機として新しいものを生み出す絶好の機会であり組織改革の上でも製品
の開発や販売戦略などあらゆる面で改革できると述べておられます。
　税理士法人サクセスも、お客様に寄り添う経営を志向しておりますが、これ
を実践するまたとない局面を迎えて、お客様それぞれの環境などを考えなが
ら、衆知を結集してこの難局を乗り越えていきたいと思っています。お互いに
手をたずさえて頑張っていきましょう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０２０年６月　　　桑　原