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作成日:2020/12/25
新年への期待

 先日初めて行ったコンビニでの会計で、決済方法の選択やお釣りの受領、レシートの
受け取りなど自分で行う端末機を初めて経験しました。(電車の切符を購入する感じ)
店員は商品のバーコードをかざして袋に入れるだけで、半分セルフレジといったところで
す。都内では無人化された店舗もあるようですが、少し戸惑いました。
 いまだにコンビニでは現金決済が多いのですが、社会的にキャッシュレス決済が増え、
最近では現金での決済に少し抵抗感のようなものを覚えます。
このコロナ禍で余計にそう思うのかもしれません。
非接触型のキャッシュレス決済は社会的にも歓迎され今後も増えていくのだと思います。

 コロナ禍の地域経済を盛り上げるため、PayPayは地方自治体と共同して対象店舗
でのPayPay決済で、支払額の最大30%のPayPayボーナスを付与するキャンペ
ーンを実施中で、近く自治体としては幸手市が実施しているようです。
また、京都の東本願寺は11月からキャッシュレス決済による賽銭を導入。栃木県の日光二
荒山神社もすでに導入しているそうです。

 これからどんどんキャッシュレス決済は増えていくのでしょうか?
中国の風刺画コラムで老人の悲哀が書かれていました。
医療保険金を役所に納付しようとしたら現金はダメでキャッシュレス決済でしか支払えな
い…
スマホを持たないため健康QRコードを提示できずに公共交通機関を利用できない等々。
 中国の都市部では日常生活の隅々までキャッシュレス決済が浸透しているため、若者に
は便利だが慣れないお年寄りは困惑するだけであると。
発展ばかりで弱者の立場を思いやらない社会は文明社会ではなく弱肉強食のジャングル社
会だと締めくくっていました。

 この新型コロナウィルスだけでなく、今後も起こるであろう感染症対策としての社会的
な発展には大いに期待したいと思います。
また、日本の紙幣への信頼度は高いため外国のようにキャッシュレス決済は浸透しないと
思いますが、これからも日本は文明社会であると言われる国であって欲しいものです。

 失うものが多かった2020年でしたが、一日でも早いこの新型コロナの終息と、2021年
が実りある新年であることを願いたいと思います。

                                             高橋