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作成日:2011/04/18
「決して諦めない」という言葉の重さ

 東日本大震災の被害の深刻さは増すばかりです。地震、津波、原子力発電所の放射能漏れ事故というトリプルパンチは被災地の皆様方の沈痛な叫びも虚しく、世界中の救援を受けつつも、復旧の遅れは次々と第2次〜第3次被害をもたらし、日本だけでなく世界にも生産活動の停滞と原子力発電の恐怖を蔓延させています。

 先月号で「危機」という言葉の意味は「危険と機会」が同時に生ずる事だから、今こそ古い習性を打破して将来に向かって頑張りましょうと述べましたが、最近やり場のない怒りを関係のない人にぶっつける人もいると聞きます。

 決して諦めないで下さい。国の復興計画をよく検討し、復興特需というものがあるとしたら全ての人がこの閉塞状況を脱することが出来るチャンスかも知れません。粘り強く一つ一つのハードルを乗り越えて頑張りましょう。  

 『震災に負けるなは、すでに全力で闘う被災地への言葉にふさわしくない。』(4月14日毎日新聞余禄)

 『人が楽しんだり笑ったりしているのを見て妬むほど私達は落ちぶれていません。東北人の気概』

 被災地の方々のことは常に頭の中に置きつつも、自粛ムードが行き過ぎたり、官のほうからこれを強制するようになれば飲食業界を始め日本のサービス業は壊滅状態になります。日本中が元気にならないと被災地の復興も遅れるし心の負担も倍増することでしょう。

 被災地にボランティアに出かけて帰ってきた人に聞きましたが、実際にその惨状を目の辺りにすると言葉を失うと言っていました。

 「食べること、寝ること、トイレの後始末など全て自己責任、自己完結だし、普段使わない筋肉を使うので心身ともにくたくただ」でも、ボランティアは止められないらしく、沖縄や関西方面からも沢山の人が参加しているということでした。「きずな」で結ばれる連帯感、人のために役に立てる喜び、歴史的な大事件の中に身を置いているという充実感に似たものかも知れません。どん底の中から立ち上がろうとしている被災地の人達から勇気を貰って帰るボランティアも大勢いるとのことです。

 

 当事務所では「自分たちに出来ることを自分たちでやる」というメッセージの一つとし事務所内の無駄な電気を省いたり、こまめに切る節電を実施いたします。

 5月は法人の3月決算とゴールデンウイークが重なるため忙しくなりますが、6時の終業帰宅の厳守と隔週土曜出勤の全廃を試行します。結果を見ながら、継続か否かを決めていきたいと思います。

 ご迷惑をお掛けするかもしれませんが、ご協力の程よろしくお願致します。

                            2011年4月 桑 原