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作成日:2010/10/20
2010年10月は歴史に残る月

 チリ北部のサンホセ鉱山で8月5日に落盤事故が発生し、地下610メートルに閉じ込められた作業員33名全員の生命が絶望視されていましたが、77日後の10月13日に全員救出という快挙に世界中が歓喜しました。世界の友情が結束して、各国が知恵やノウハウを提供しての歴史的な出来事でした。
 日本ではさらにノーベル化学賞に北海道大学の鈴木章名誉教授とアメリカパデュー大学の根岸英一特別教授の2名の日本人が選ばれるという歴史的な月となったのであります。ほかにも尖閣諸島の漁船衝突事件、円高阻止のための単独での為替介入や、日銀のゼロ金利政策など目白押しの大きな出来事が起こりました。
 円高について少し考えてみますと、日本は加工貿易の国という原点に立ち返り、これまでどおり輸出主導の政策を展開することも一法でしょうが、国内産業の見直しを進め、福祉や医療をはじめとするサービス産業の育成強化、円高を利用して安価な原材料や資源の輸入により内需拡大による国内の景気回復、資源の備蓄を促進したり、高齢化が進む中で看護師、介護士などの海外からの人材の流入を図りハードルを低くすれば、手厚い看護が期待できると思われます。
 ねじれ国会という状況の中で、手詰まりのまま、景気対策が遅れ不況が続くことを危惧するばかりです。
 秋の青空にコスモスが揺れています。     

                                2010年10月  桑 原