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作成日:2010/06/28
JR事故事情と参議院議員選挙

 6月20日(日)大宮に出かけました。昨年の伊豆の踊り子号(スーパー踊り子号)に乗り遅れたのがトラウマとなって30分くらい早めに出掛ける習慣が出来ているので問題は無いのですが、この1年くらいの間の人身事故によるダイヤの乱れは心を痛めます。本当に事故なんだろうか?あらぬことをつい考えてしまいます。
 折しも、6月24日告示7月11日投票という日程で国会が閉会し参議院議員選挙モード一色となりました。
 管内閣の世論調査による支持率がV字回復したというのがその大きな理由だという事ですが、今日また乱高下を繰り返しているとのNHKの世論調査が発表になりました。国民は景気回復を願っているというのに、事業仕分けや公務員制度改革など重要法案を廃案にしてまで国会を閉じ選挙に突入し、多くの政策課題を中途半端なままにしていきなり消費税を倍にするなんてことを言い出せば、たとえ消費税率のアップを止むを得ないと考えている人でさえ多数党の横暴であると思われてしまうのではないでしょうか。
 1%の税率アップで2兆5千億円の税収になるといわれる消費税の増税は無駄を省ききちんとした国のあり方、形を造ってからでないと、政治家がどのように取り繕い強弁しようとも「ザルに水を注ぐ」がごとく浪費され、ますます高福祉国家への道は遠のくと感じているのかなと思います。
 北ヨーロッパの福祉国家では日本の約10分の1の人口で、日本よりは遥かに高い消費税率ですが「納税は将来の貯蓄である」と言われているそうです。老後の生活や医療に対して国が責任を持ってくれるという国民と国家との暗黙の了解がそこには感じられます。
 日本では基本的に政府は信用されていません。これは年金という長期にわたる国民個々人の財産の管理が出来ていなかったばかりか天下りの温床である独立行政法人の設立やそこへの資金運用、不正、無駄ずかいの温床になっていたという事だと思います。この参議院議員選挙を通してあらゆるところで政治家と国民との真摯な対話がなされ、政治不信が払拭されることを願ってやみません。
 入梅と同時に寝苦しい日々が続いています。健康にはくれぐれもご留意されご自愛下さいます様お願い申し上げます。

                 

                 2010年6月 眠れない夜に  桑 原