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作成日:2010/02/24
確定申告一考
 確定申告が始まり2日目の2月17日、古河市役所三和庁舎に確定申告の税務相談というか手伝いに出向きました。自慢ではありませんが、ミスターチェックマンと言われる位に他人のミスは指摘できるのに来所された納税者の前でいきなり苦手なパソコンの前に案内されてドッキリ、慣れないソフトで、1人目は少々時間をとりましたが、慣れると本来の余裕が出てきました。さすがに国がやることは凄いなあと思いつつ素人にも分かりやすい素晴らしいソフトで10人くらいの確定申告のお手伝いをすることが出来ました。
 それにしても年金受給者の多いことに驚きました。10年位前に老齢化に備えて源泉分離課税にすべきであると税制建議はしたものの取り上げてもらえず、事務量は増えるばかりの状況を憂いていましたが、電子社会を象徴するコンピユ―ターの威力に圧倒されました。これに国民背番号制が加わり、所得が統一的に捕捉されるようになれば、年金、給与合算等の申告や還付手続きはすべて課税庁が認定する時代が来るかもしれません。
 税理士事務所が手数料を得てお客様の事業の決算を行い確定申告を行うメリットは単にサービスが行き届いているということでなく、お客様のいろいろな事情を把握しお客様にとって最良の税務判断や経営判断の資料提供を行うことであると常々職員と話しております。   
 病気になった患者さんを診るより病気にかからないような予防医学が医学の本質であるならば、人間ドックの費用も医療費控除の対象にすべきであると思いますし、これを我々の業界に置き換えてみると、何かを実行する前にご相談を受け、最良のご提案をすることこそが税理士の職責だと思っています。
 事案によっては担当者だけの判断で回答をすることは避け、必ず事務所の意見として検討し集約して返事をするように話をしております。弁護士、司法書士、社会保険労務士、各種研究機関との連携も密にして有益な回答を心がけております。
 平成21年度はかなり厳しい1年でしたが平成22年度はどのような状況になるのでしょうか。今年度も経営計画や事業計画の段階で早めにご相談をいただければ幸いです。
 皆様方の事業のご発展とご健勝を心よりご祈念申し上げます。
                        
                             2010年2月  桑原