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作成日:2010/01/29
初冬
 今年の暮れは資金繰りでつまずいた企業にとっては、ことのほか厳しいものになりそうです。
 中小向け融資基準が厳しくなり、銀行は貸出先の事情を斟酌するよりは公社債へと資金運用先をシフトさせているようにも思います。
 どの企業も一生懸命にやっているのに、運、不運も重なって努力が実績に結びつかないところも数多くあります。家電店や薬局など量販店がある日突然近所に出店したことによる売り上げ激減、飲食業など飲酒運転の厳罰化等、時代の流れによる売り上げの激減、運送業のように石油高騰による原価アップなどなど。
 しかし、悔やんでばかりいても問題が解決するわけではありません。方法はただ一つ黒字決算になるような経営改善を行い資金繰り計画を立てて銀行が納得のいくような説明をして不況期を生き延びるしかありません。先月号でも申し上げましたがピンチをチャンスに変える努力をしようではありませんか。
 一人の考えだけでは努力の方向が違うこともあり、「傍目八目」という諺もあります。社内だけでなく社外の銀行や会計事務所のように多くの企業と接点のある組織を情報収集源として、貪欲に活用されることをお勧めいたします。                                                      
 社長が内外から広く意見や情報を求め、目標を立て,アクションプランとして具現化して実行し、進行中の結果を分析検討し、再度計画を修正するというマネジメントサイクルを実行する以外に経営革新の道は無いと思います。
 口惜しい事は、決断が遅いということだと思います。早く決断をしていればこんな事にはならなかったのにという例が余りにも多いということです。
 民間調査会社の帝国データバンクが発表した全国企業倒産集計によると、2007年度上半期「4月から9月」の倒産件数が5503件と前年同期を23%上回ったという結果が発表になっています。
 
 話は変わりますが当事務所では12月より年末調整、法定調書の提出、償却資産税の申告、個人所得税の確定申告、法人の3月決算申告を迎えます。ご協力方宜しくお願いいたします。                          
 又担当者に失礼等がありました折には直接所長までご連絡下さい。
 
                          2007年11月    桑原