最近よく経営改善計画の策定を頼まれ、社長様はじめ会社の幹部の方々と打ち合わせの機会が増えています。今迄の段階では、銀行さんから言われて受身で作成する経営改善計画が殆んどのような気がしますが、本当にこれで良いのでしょうか。
　経営の神様、松下幸之助氏曰く、「好景気良し、不景気なお良し｣、「不景気も見方を変えればチャンスや」、「どのように見方を変えるのか」が、経営者に問われている。好景気なら誰でもそこそこ経営は出来る。不景気は本物の経営者でなければ乗り切れない。今までのやり方を根本的にやり直すという反省も出来ない、不景気は反省のチャンスである。と
　経営改善は今までのやり方を抜本的に見直す絶好のチャンスでもあり、全社一丸になって売上増大策を考えたり、合理化などで経費を節減するチャンスでもあります。社長だけが悩むのではなく、従業員皆が社長になったつもりで考える事により、経営参加への意欲もわいてきますし、多大な協力を得る事ができます。　スピード、最小費用の最大効果、具体性はどんなときにも検討される課題だと思いますが如何でしょうか。
　9月20日に2011年7月1日の基準地価が発表になりました。今年は岩手県、宮城県、福島県の3県を除いたところで発表されましたが、20年連続の下落ということで、東低西高の傾向が出てきているといわれています。今後は地価も便宜性だけでなく、地震、津波、台風等による天災のリスクも考慮される事になると思います。
　台風15号が通過し、やっと残暑も収まり本格的な秋の兆しが感じられるようになってまいりました。
　皆様の再出発の意気込みを経営改善計画により示そうではありませんか。当事務所でも中小企業診断士と業務提携をして、お手伝いに万全を期しています。是非ご活用下さい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2011年9月　　桑　　原